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性表現と性自認に齟齬があるが、就職はどうなる?


自分はFTMに近いと思っている20歳です
自分は小学2年生までは髪を伸ばし女の子の服装を着ていました。しかし3年生になったあたりでら自分は男なんじゃないかと思うようになりそれから髪の毛を周りの男の子と同じようにし服装を下着以外男の子ように変えました。
中学生になり女の制服が嫌でしたが、学校まで5分の場所だったため学校に着いてすぐジャージに着替えるで済んでいました。高校生時代は、女の制服を着て過ごしましたが、更衣室には入らずトイレで着替えたりしていました。幸い、胸もあまりなく女としてばれることはありません。今の服装は男の服と下着を着ています。
今後は、女として生きたいと思っていますが、服装だけは男としていきたいと思っています。そしてこれから就活が始まり来週には面接があります。いままでは女のスーツで回っていましたが、これからは男のスーツでいきたいと思います。
今は両親と住んでいて、親としては性別はどちらでもいいから、面接時はメンズスーツでネクタイなしで行きなさい と言われています。これから手術する予定もホルモンを打つ予定もありません。
そこで問題が、女として就職して男のスーツで過ごせるのか と面接時にどちらの服装で行くのかを迷っています。


回答


難しい問題ですね。
相談者さんは、性自認は女性であるけれども、性表現は男性を選択したい、ということですね。
結論から言って、これはかなり大変な選択だろうと思います。近年では、性同一性障害という言葉で配慮の必要が認識され始めました。だから、性自認と性表現とが一致しているタイプの人であれば、身体の性と齟齬があってもなんとかなる場合はあります。(つまり、男性らしさを好むFTM、女性らしさを好むMTFは社会に溶け込めるようになりつつあるということです)
ところが、この「性同一性障害=性自認と性表現が一致するけれども、身体の性だけが異なる」というイメージが、やっかいなのです。「性同一性障害なので」と言えば、女性身体でも男性として扱ってくれる会社はあるでしょう。
しかしその場合、「男性として」振舞うことを求められ、少なくとも就業時間中は「男性として」生活することを求めれます。男性用スーツとなると、トイレやロッカーも男性用をあてがわれる可能性があります。このことを理解した上で、就職活動に臨んだ方が良いと思います。
一人でする仕事ならともかく、就職すれば多くの場合は仕事仲間や取引先など、たくさんの人とともに仕事をすることになります。そうした人たちとうまく馴染めるか?一緒に仕事がしやすいか?という点は、面接官が重要視する部分です。この点を踏まえて、最善の策を採られると良いだろうと思います。
あるいは、相談者さんの希望するような働き方ができる企業を、自発的に探してみると、意外に見つかるのかもしれません。
就職活動時の服装についてですが、これは就業時にどちらの性別として就職するのかを考え、その性別のリクルートスーツを着用して臨むことをお勧めします。

(サポーター)

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